師匠に言われた言葉がある。
「腰は十字」
最初は意味が分からなかった。
腰を十字にする?どういうこと?
言われた通りにやろうとしても、何をすればいいのか分からない。感覚で教わったことを、感覚で再現できなかった。
でもある日、骨格の構造を調べていたら分かった。
師匠は骨盤の話をしていた。
1. 「腰は十字」の違和感
最初に言われたとき、正直ピンとこなかった。
腰を十字にするって何?腰を回すこと?固めること?
滑りながら「十字」を意識しようとしても、どこを意識すればいいか分からない。結果として何も変わらなかった。
でも師匠は何度も同じことを言う。
「腰は十字」
絶対に意味がある。でも分からない。
2. 骨盤を調べ始めた
ある日、骨格の構造を調べ始めた。
骨盤には4方向の動きがある。
前傾 ←→ 後傾
右傾 ←→ 左傾
この4方向が十字に交差している。
「腰は十字」の意味が分かった瞬間だった。
師匠が言いたかったのはこれだった。
骨盤の前後左右、4方向のバランスを整えること。それが「腰は十字」の正体だった。
3. 骨盤が崩れると何が起きるか
自分の場合、骨盤は右に残りやすい。
前回の記事で書いた通り、左に乗れないから骨盤が右に残る。
骨盤が右に残るということは、十字の左右バランスが崩れた状態。
この状態で滑ると何が起きるか。
右で支える。外側で踏む。足首がロック。回旋が止まる。右四頭筋で処理する。
骨盤の十字が崩れると、全部崩れる。
4. 前傾・後傾の話
左右だけじゃない。前後も重要だった。
骨盤前傾とは骨盤が前に倒れた状態。腰が反る。四頭筋が引っ張られやすくなる。
骨盤後傾とは骨盤が後ろに倒れた状態。お尻が落ちる。股関節が使いにくくなる。
スノーボードで後ろ体重になる人は骨盤後傾になりやすい。前足に乗れない原因の一つがここにある。
「腰は十字」=骨盤の前後左右を中立に保つこと。
これが師匠の言いたかったことだった。
5. 感覚を構造で理解するということ
師匠はきっと、感覚で分かっている。
長年滑り込んだ結果、骨盤が整った状態が「当たり前」になっている。だから「腰は十字」という言葉で伝えようとした。
でも初心者には感覚がない。
感覚がない人間には、構造で理解するしかない。
骨盤の4方向の動き。前傾・後傾・左傾・右傾。それが十字に交差している。
この構造を知って初めて、「腰は十字」の意味が分かった。
まとめ
「腰は十字」の正体は骨盤の話だった。
前後左右4方向のバランスを整えること。それが師匠の言いたかったことだった。
骨盤の十字が整うと、軸ができる。軸ができると、体が動き始める。
師匠の感覚を、構造で理解する。
これがこのブログのやり方。
感覚は正しかった。言葉が足りなかっただけ。
【私の始まりの話】



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